保険適用対象

胎盤と胎盤エキスの相違点とは

我が国では、「プラセンタ」「プラセンタエキス」「プラセンタ商品」を明確に区別しないで、すべてを「プラセンタ」という一言で表現してしまいがちです。
日本語の便利さなのでしょうか。
正確に区分して表現すると、「胎盤」が「プラセンタ」で「胎盤エキス」が「プラセンタエキス」です。

さらに、胎盤エキス(プラセンタエキス)を含有してつくられた注射やサプリメント、化粧品などが「プラセンタ商品」です。
「胎盤」とは、我が国では「哺乳類の胎盤」のことだけを指します(英語では、植物の「胎座」のことも「プラセンタ」といいます)。
人間の胎盤は、出産してから15分から30分経過したころにもう一度起きる軽い陣痛の際に、子宮からはがれれて落ちてきます。

この胎盤の重量は、一般的には500 gから700gあります。
「胎盤エキス」は、「胎盤」に含まれているホルモンや血液などを完全に除去した後に、必要な成分(成長因子など)を抽出して滅菌したものをいいます。
「胎盤」は、当然のことながら、そのまま商品に混入したり添加したりすることはできませんから、プラセンタを含有した商品には、「胎盤エキス」が使われます。
その際、一つだけ制限があり、医療用には(プラセンタ注射・プラセンタサプリ)、ヒト由来プラセンタエキス以外のプラセンタエキスを使用することはできません。

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