保険適用対象

プラセンタ注射に関して細菌感染に注意

美容や健康のためのサプリメントに使用するプラセンタは、馬・羊・・牛などの哺乳類の胎盤です。
こうした哺乳類のプラセンタで想定される代表的な細菌感染は、狂牛病でしょう(加熱製剤なので、狂牛病以外のウイルスや細菌などの病原性微生物による感染対策は確立されています)。
この細菌に対しては、製造段階から厳重な対策と細菌が含まれないような品質管理が行われていますから、安心して摂取することができます。

しかし、100%安心と言い切ることはできないことですから、摂取する際には、100%安心ということではないこっとを頭に入れておく必要があります。
医療用のプラセンタは、美容や健康に使用するものとは異なりますから、狂牛病の心配はありません。
医療用プラセンタは、ヒト由来のもの(人間の胎盤)です。

正常なプリオンが変異するには、最低でも2年以上かかると言われていますから、細菌感染の可能性がなく安心だといえるでしょう。
しかし、変異型ヤコブ病等についてだけは、感染の危険性を100%否定するまでには至っていません。
そのことから、プラセンタ注射による治療に当っては同意書へのサインを求められます。

また、治療を受けた人へは、献血を控えることを呼びかけたりされています。
これまで、プラセンタ注射が元で感染症になった事例は一件も発生していないことから細菌感染の心配は極めて低いのですが、プラセンタ注射を行う場合には、リスクはゼロと保障されているのではない事を知っておくことは重要です。

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