保険適用対象

医療用としてのプラセンタ

プラセンタというのは、哺乳類の胎盤のことです(英語では、植物の胎座のことも「プラセンタ」という)。
現在、我が国で使用されているのは人間・豚・馬・牛・羊のプラセンタで、私たちが通常手に入れることができるのは、豚・馬・牛・羊のプラセンタです。
中でも国内で一番利用されているのが「豚のプラセンタ」です。

医療用には、人間のプラセンタ(ヒト由来プラセンタ)だけが使用を認められています。
プラセンタで治療を行う場合には、主に、「プラセンタ注射」によって体内に直接ヒト由来プラセンタエキスを投与します。
また、医療機関だけでの処方が認められている原料がヒト由来プラセンタの「プラセンタサプリメント」を使用する場合もあります。

このサプリメントは、2粒で1アンプルと同じ程度の効果がありますので、注射が苦手な人や忙しいため定期的にクリニックに通えない人の治療に使用されています。
これらの治療に使われるプラセンタは、保険適用が認められています
プラセンタのサプリメントはそれぞれの医療機関で処方されますが、プラセンタ注射を製造・発売しているのは2社だけで、それぞれ「ラエンネック」と「メルスモン」の薬品名で呼ばれています。
ラエンネックは肝炎・肝硬変・肝機能障害を治療する場合に、メルスモンは更年期障害・乳汁分泌不全を治療する場合に使用されています。
また、プラセンタは不妊治療にも効果的なんだそうです。

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