保険適用対象

保険適用の対象となるプラセンタ注射

現在、健康保険が適用になるプラセンタ注射を製造・発売しているのは、「株式会社日本生物製剤会社」と「メルスモン製薬株式会社」2社だけで、それぞれ「ラエンネック」と「メルスモン」という名称の付いた「プラセンタ注射」です。
この2種類のプラセンタ注射に保険が適用されるのは、指定された病気の治療のためにその注射を使用する場合に限定されており、使用目的に関係なくこのプラセンタを使用すれば全てに保険が適用されるわけではありません。
また、保険が適用になるプラセンタ注射に使われるプラセンタは「ヒト由来プラセンタ」に限られています。

「ラエンネック」は、肝炎・肝硬変・肝機能障害の適応症に使用する場合に、保険適用が認められています。
この注射液には1アンプル・2ml中に、胎盤抽出物(プラセンタエキス)が112mg含まれています。
なお、ラエンネックは、近年、美容目的で利用されることも多いようです。

「メルスモン」は、更年期障害・乳汁分泌不全の治療に使用する場合に、保険適用が認められています。
この注射液には1アンプル・2ml中、胎盤抽出物(プラセンタエキス)が100mg含まれています。
メルスモン製薬では、1956年から医療用医薬品メルスモンを開発し、59年から健康保険適用の治療薬として製造・販売をはじめた歴史があります。
なお、保険が適用されることで、プラセンタ注射にかかる費用は1回当たり600~1,000円です。

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